出版社内容情報
《内容》 各診療科で日常遭遇する感染症に対し，抗菌薬の具体的な選び方と使い方を箇条書きで簡潔にまとめ，臨床現場で必要なときにすぐに役立つようポケットサイズで提供．とくに原因微生物不明時におけるエンピリック治療（経験的治療）をフローチャートに取り入れ，明快に解説した．巻末に，日常診療でいっそう役立つ抗菌薬一覧表を収載した．
《目次》
【主要目次】
１ 不明熱へのアプローチ
２ 臓器別感染症へのアプローチ
Ａ 内科
１．呼吸器感染症
（1）気管支炎
（2）市中肺炎
（3）院内肺炎
（4）胸膜炎
２．敗血症・感染性心内膜炎
３．髄膜炎
４．腸管感染症
Ｂ 外科
１．細菌性腹膜炎
２．肝，胆道感染症
Ｃ 整形外科
１．化膿性骨髄炎
２．化膿性関節炎
Ｄ 小児科
１．不明熱
２．化膿性髄膜炎
３．呼吸器感染症
４．皮膚感染症
Ｅ 泌尿器科
１．腎盂腎炎
２．膀胱炎
３．前立腺炎
４．性感染症
Ｆ 産婦人科
１．腟炎・腟症
２．子宮頸管炎
３．骨盤内炎症性疾患
Ｇ 眼科
１．結膜炎
２．角膜炎
３．眼内炎
Ｈ 耳鼻咽喉科
１．急性中耳炎
２．急性鼻副鼻腔炎
３．急性咽頭・扁桃炎
Ｉ 皮膚科
１．膿皮症
２．皮膚のヘルペス感染症
３．浅在性皮膚真菌症（白癬，カンジダ症，癜風）
４．疥癬
３ 副作用の防止のために
抗菌薬と副作用／腎機能障害，肝機能障害患者での抗菌薬選択／薬物間相互作用／副作用を防止するには
４ 抗菌薬の特徴―抗菌スペクトラムと副作用，臓器親和性
抗菌薬総論（作用機序，抗菌スペクトル，臓器親和性，副作用）／抗菌薬各論（細胞壁合成阻害薬，細胞質膜障害薬，蛋白合成阻害薬，葉酸合成阻害薬，核酸合成阻害薬
付表：実地診療に基づく抗菌薬一覧
