新しい食物学―食生活と健康を考える

新しい食物学―食生活と健康を考える

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  • サイズ B5判/ページ数 144p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784524222490
  • NDC分類 498.5
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 食べ物の機能から「食べ物を科学する」という視点で食物学を捉え直した新しい教科書.教員養成課程や家政・生活科学系の学生が,健康と栄養・食生活についての基礎知識を身につけられるように構成.新知見と最新のトピックスについても分かりやすく解説.実際の講義に即した使いやすいボリュームになっている.    

《目次》
【主要目次】
第1章 健康と食生活
1-1 健康とは
 1 健康の概念
 2 健康の成立条件とヘルスプロモーション
 3 健康と生活習慣
 4 生活習慣病
1-2 健康と社会
 1 人口動態
 2 疾病構造の変化
1-3 国民健康づくり
 1 第一次国民健康づくり対策
 2 第二次国民健康づくり対策(アクティブ80ヘルスプラン)
3 21世紀の国民健康づくり運動(健康日本21)
1-4 健康と食生活
 1 食生活の実態
 2 食生活と健康問題
 3 食事指導の実際
 4 食中毒
1-5 日本人の食生活の諸問題
 1 食生活の変化と問題点
 2 食生活の外部化と健康問題
 3 食生活の国際化,多様化と食糧問題
 4 食生活とごみ,環境問題
1-6 これからの食生活―食料,食品,食物,食事
 1 何を食べるか?―食料,食品,食物
 2 どのように食べるか?「いつ,どこで,だれと,どんなふうにして」
第2章 食物の安全
2-1 食物の安全とは
 1 食品衛生法および食品衛生関連法規について
 2 食品の安全性とは
 3 食中毒の実態
2-2 食の素材の安全性
2-3 食品添加物
 1 食品添加物の安全性評価
 2 食品添加物の分類・用途
 3 食品衛生法の一部改正―新しい食品添加物の規制について
2-4 農薬とその安全性について
 1 農薬とは
 2 農薬の安全性について
 3 残留農薬について
2-5 非意図的に食品に混入してくる化学物質の安全
 1 ダイオキシンとPCB
 2  内分泌撹乱物質(環境ホルモン)
2-6 細菌による食中毒
 1 細菌性食中毒の種類
 2 細菌による食中毒と経口伝染病
2-7 製造・流通レベルでの食の安全性確保
 1 コールドチェーン
 2 HACCPについて
2-8 遺伝子組換え食品
 1 遺伝子組換え食品とは
 2 安全性とその評価
 3 遺伝子組換え食品添加物
2-9 安全な食生活を営むために
第3章 食物と栄養
3-1 栄養素
 1 糖質(炭水化物)
 2 脂質(脂肪)
 3 タンパク質
 4 ビタミン
 5 ミネラル(無機質)
3-2 栄養所要量と栄養摂取状況
 1 栄養所要量
 2 栄養摂取状況
第4章 食物と嗜好
4-1 食べ物の二次機能
4-2 食べ物のおいしさ
 1 おいしさと食嗜好
 2 おいしさ評価のメカニズム
 3 おいしさ評価の基本的要因―食べ物の食味特性
 4 おいしさ評価の変動要因
4-3 食べ物のおいしさと調理
 1 調理とは
 2 調理操作と食べ物のおいしさ
 3 調味操作と食べ物のおいしさ
4-4 食嗜好の形成
 1 食嗜好形成のメカニズム
 2 食嗜好の加齢による変化
第5章 食物の生体調節機能
5-1 食品の機能
5-2 生体機能の調節
5-3 生体機能調節成分
 1 食物繊維
 2 オリゴ糖・糖アルコール
 3 タンパク質・ペプチド
 4 エイコサペンタエン酸,ドコサヘキサエン酸
 5 カプサイシン
 6 抗アレルギー成分
 7 抗酸化成分
5-4 機能性食品と特定保健用食品
5-5 日常の食生活と食材
第6章 望ましい食物摂取と食教育
6-1 食の外部化とマネージメント能力
 1 食の外部化の状況
 2 食のマネージメント能力
6-2 食物摂取と食事計画
 1 食事計画の必要性
 2 食事計画の実践性
 3 食事計画の総合性
6-3 ライフステージと食物摂取
 1 幼年期
 2 少年期・青年期
 3 成年期・壮年期
 4 高年期
6-4 食教育と食生活指針
 1 食教育の必要性
 2 学校教育における食教育・健康教育
 3 新しい食生活指針

内容説明

本書は、食べ物の機能から「食べ物を科学する」という新しい視点で、「食物学」を捉え直したものである。限られた講義時間の中ではあるが、教育系、生活/家政系の学生には、健康と食生活の基礎となる「食物学」を学ぶことにより、将来の専門分野に活用できるような教科書となることを目指した。また、日常の食生活に興味関心を抱いている学生には、課題解決の方向性を示唆することができる書になる。

目次

第1章 健康と食生活
第2章 食物の安全
第3章 食物と栄養
第4章 食物と嗜好
第5章 食物の生体調節機能
第6章 望ましい食物摂取と食教育

著者等紹介

加藤陽治[カトウヨウジ]
弘前大学教育学部家政教育教授

長沼誠子[ナガヌマセイコ]
秋田大学教育文化学部生活者科学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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