出版社内容情報
《内容》 ▼最近の胃病変をめぐる話題は,ほとんどがヘリコバクター・ピロリ(Hp)で占められ,WHOによれば胃癌の原因としてHpをもっとも重要な要因としてあげてきた.▼Hpとはどんな微生物か,なぜ強い酸性の胃の中で生きられるのか,どんな感染経路をもつのか,除菌のテクニックは?など,Hpについて知っておきたい知識が満載.▼一般臨床医,研修医からナースをはじめとするコメディカルに向けて,Hp除菌治療の実際を最新のデータに基づき,イラスト・写真を多用したビジュアルな構成でわかりやすくまとめた解説書. 《目次》 【主要目次】1.ヘリコバクター・ピロリとは A.なぜ認識されなかったのか-発見の歴史- B.なぜ胃酸の中で生存できるのか-細菌学的特徴- C.どこから感染するのか-疫学・感染経路-2.なぜ除菌(治療)しなければならないのか-各疾患との関係- A.胃 炎 B.胃潰瘍 C.十二指腸潰瘍 D.胃 癌 E.胃MALTリンパ腫3.病原機序として考えられている事柄4.診断法の実際 A.侵襲的診断法 B.非侵襲的診断法 C.診断時期5.除菌療法の実際 A.除菌療法のあゆみ B.適応疾患 C.欧米の除菌療法 D.わが国の除菌療法 E.防御系薬剤の適応6.除菌療法の長期予後-除菌で病変はどう変わるか- A.萎縮性胃炎 B.消化性潰瘍7.除菌療法の問題点と今後の展望 A.除菌療法の副作用 B.耐性菌の発生 C.内視鏡的変化
内容説明
本書は、元来、医学生、研修医、レジデントそして、看護婦、薬剤師などの方々のために、H.pyloriに関する最新の情報を、図表を中心として提供しようとの意図で企画された。多くのH.pyloriの研究者が、やさしくわかりやすく記述している。また図表をふんだんに使ってある。
目次
1 ヘリコバクター・ピロリとは
2 なぜ除菌(治療)しなければならないのか―各疾患との関係
3 病原機序として考えられている事柄
4 診断法の実際
5 除菌療法の実際
6 除菌療法の長期予後―除菌で病変はどう変わるか
7 除菌療法の問題点と今後の展望