出版社内容情報
《内容》 皮膚症状と内科疾患の関わりを示したカラーアトラス．皮膚に現れる病変は，全身疾患の一症状であったり，内臓疾患と深い関わりをもつことも多い．しかし，患者の皮膚病変を前にして，それが皮膚疾患によるものか，他の疾患の皮膚症状なのかを判断することは初心者にとっては難しい．本書は，大きく「皮膚症状からみた内科疾患」と「内科疾患にみられる皮膚症状」に分け，皮膚症状と内科疾患の関係を総合的にとらえられるよう配慮した．オールカラー． 《目次》 【主要目次】■１．皮膚症状からみた内科疾患潮紅／紅斑／膨疹／蕁麻疹様紅斑／滲出性紅斑／環状紅斑／蝶形紅斑／毛細血管拡張／色素斑／色素沈着／白斑または色素脱失／紫斑／肢端紫藍症／レイノー症状／網状皮斑（リベド）／紅皮症／結節性紅斑／丘疹／座瘡様皮疹／膿疱／水疱／小水疱／びらん／潰瘍，壊疽／結節，腫瘤／皮下結節，皮下硬結／硬化／萎縮／魚鱗癬／乾皮症／掻痒症／爪の異常／毛の異常／口腔粘膜の異常■２．内科疾患にみられる皮膚症状Ａ．肝疾患Ｂ．呼吸器疾患Ｃ．消化管疾患Ｄ．糖尿病Ｅ．内分泌・代謝性疾患Ｆ．内臓悪性腫瘍Ｇ．血液・骨髄疾患Ｈ．神経（および筋）疾患Ｉ．腎疾患Ｊ．心疾患Ｋ．妊娠にみられる皮膚病変Ｌ．膠原病とその類症，血管炎Ｍ．感染症
内容説明
本書では内臓と皮膚との関係を、２つの方向から別々に眺めて、直接および間接のデルマドロームの理解を容易にするように試みた。すなわち、紅斑、丘疹、色素沈着といった皮膚症状から、それを来す内臓病変を考えることと、たとえば肝疾患、腎疾患といった内臓病変からそれによって生ずる皮膚病変を眺めることの２つの方面から記述した。
目次
１ 皮膚症状からみた内科疾患（潮紅；紅斑；膨疹；蕁麻疹様紅斑；滲出性紅斑 ほか）
２ 内科疾患にみられる皮膚症状（肝疾患；呼吸器疾患；消化管疾患；糖尿病；内分泌・代謝性疾患 ほか）
