内容説明
このマニュアルの特長としては、院内感染の発見、追跡、分析を行うためのサーベイランスおよび疫学的事項を重視した、微生物学および臨床医学の成書に述べられている事項はなるべく省き、院内感染対策の理解および実施に直接に必要な実際的な事柄をとくに述べるようにした。
目次
1章 院内感染の定義
2章 院内感染対策の意義
3章 院内感染対策樹立上の問題点
4章 院内感染対策委員会
5章 疫学的事項
6章 サーベイランス
7章 院内感染対策における検査室の役割
8章 手指消毒の実際
9章 環境および特殊施設
10章 清掃と廃棄物処理
11章 消毒薬とその使用法
12章 医薬品と院内感染
13章 泌尿器系における院内感染対策
14章 外科手術に関する院内感染対策
15章 カテーテル敗血症に関する院内感染対策
16章 内科領域における院内感染対策
17章 特殊感染症に関する院内感染対策
付録 各種起因微生物感染から発病までの潜伏期