内容説明
歴代大統領とともにアメリカ文学史を駆け抜ける!大統領をも文学者とみなし、大統領の歴史と文学思想史のスリリングな共犯関係を追い続けることで全く新しいアメリカ文学史のかたちを切り拓く!
目次
アメリカ文学と大統領
第1部 独立革命から膨張主義の時代へ(建国の父は夢を見る―ブラッケンリッジ『当世風騎士道』と大統領謁見の政治学;掘り起こされた秘密―チャイルドの『反逆者たち』における海とモンロー・ドクトリン ほか)
第2部 分裂の危機から革新主義の時代へ(リンカーンは「南部人」―トマス・ディクソンによる「真実」の大統領物語;書き換えが作った英雄―金メッキ時代のグラント将軍 ほか)
第3部 コスモポリタニズムから冷戦の時代へ(カルヴィン・クーリッジ―時空を統べるテクノロジーと一九二〇年代;『ローズヴェルトの時代』と冷戦の修辞学―シュレシンジャー、エマソン、フォークナー ほか)
第4部 ポストモダンからポスト・トゥルースの時代へ(喪失の時代における「普通のアメリカ人」の物語―庶民的な大統領フォードとカーターの時代;アメリカのエレミアと女神の嘆き―ポール・オースター『リヴァイアサン』にみるレーガン時代とアメリカ例外主義のレトリック ほか)
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