内容説明
フェミニズム幕開けの時代19世紀。社会は女性をどう扱い、小説家は女性の状況をどのように描いたのか。歴史・社会・ジェンダー・文学という多面的視点から19世紀イギリス小説を読み直し、変わりゆく女性像を浮き彫りにする。
目次
社会と小説の中の女性たち
イデオロギーと小説
ジェイン・オースティン
ウォールター・スコット
十九世紀初期の女性小説家たち
チャールズ・ディケンズ
ブロンテ姉妹
エリザベス・ギャスケル
男性作家が抱く女性像
ジョージ・エリオット
十九世紀後期の女性小説家たち
変わりゆく女性像
著者等紹介
鮎沢乗光[アユザワノリミツ]
東京女子大学文理学部英米文学科教授、英文学専攻
原公章[ハラキミタカ]
日本大学文理学部英文学科教授、英文学専攻
大平栄子[オオヒラエイコ]
都留文科大学文学部英文学科教授、英文学専攻
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