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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784523265344
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「幽霊画の作者を探して欲しい」画商の依頼を受け、島根県の山奥に佇む龍源神社に赴いた探偵の槇野康平は、その幽霊画のあまりの悍ましさに絶句する。そして一年が過ぎ、警視庁捜査一課の東條有紀は、搜査員の誰もが目を背ける残虐な連続猟奇殺人事件を追っていた。不祥事から警察を追われて探偵となった男と、自身の出生を呪う鉄仮面と渾名される女刑事が難事件を追う!

著者等紹介

吉田恭教[ヨシダヤスノリ]
佐賀県生まれ。一歩釣り漁師のかたわら執筆活動を行う。2011年『変若水(をちみづ)』(光文社)で島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作に選ばれデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

162
見た者を途轍もないおぞましさに導くある幽霊画。その作者の調査依頼を受けた探偵の槙野と、目を覆うほど凄惨な猟奇連続殺人を追う、刑事の有紀。画家の突然の死を切っ掛けに、全く別方向から調査と捜査を進める二つの事件が、様々な共通点のもと一点に収斂していくストーリーは非常に読みごたえあり。オカルトとリアルの絶妙な配分と、一見イカれているようで、創作というものへの強烈な執念を感じさせる納得の真相に恐ろしさが増す。ラストの犯人の独白はやや説明臭い気がしたが、それを補える面白さで、意外性という点でも文句なし。面白かった。2017/04/15

みっちゃん

159
山奥の神社に存在するという幽霊画。そのあまりにもおぞましい姿。そして正視に耐えない遺体の様子に身震いする残虐非道な連続猟奇殺人事件。これらを結びつけるものは。先が気になって頁を捲る手が止まらない。一体犯人は?二転三転する展開と意外すぎる真犯人には驚かされたが。延々と続く得意満面の犯人の長口上からは辻褄合わせも透けて見えて、ちょっと引いてしまった。でもこの槇野という元警察官の探偵の人物像には心惹かれるものを感じたので、シリーズの第2作も読んでみたいと思う。2021/01/06

しんたろー

131
読友さんに教わった初読みの作家さん。ホラータッチで始まって、どんどんミステリが加速して行く展開に圧倒された。不穏な空気が覆う物語を探偵と刑事の両面から進めてゆく構成も面白い。主役の二人に後ろめたい背景を持たせているキャラ立ても効果的で、グイグイ読ませてくれた。岡嶋二人さんのような本格系と横溝正史さんの不気味系をミックスして読者サービス満点だと感じたし、ミスリードも上手い。惜しいのは、謎解きを犯人の長い告白で済ませている事と、残虐な描写が読者を選ぶ事だろう。それでも、他の作品を読みたくなる方だと思えた。2017/02/04

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

103
86/100点 初読みの作家さん。読友さんのお薦めで読み始めた本ですが、本当に面白い作品でした。連続猟奇殺人事件の捜査と、幽霊画画家の自殺の真相を巡って、それらの事件がどう繋がっていくのか、物語が二転三転して行くのをハラハラドキドキしながら、ページを捲る手が止まらずイッキ読みでした。物語のテンポも良く、主人公の二人も魅力的に描かれていてそこも好印象でした。ただ皆さんも多数指摘されていますが、真相の謎解きを犯人自らの口で語らせることにした点は感心しませんが、まぁそれを補っても余りある魅力的な作品でした。2017/03/08

ゆみねこ

96
石見銀山のほど近くにある神社に納められていたその絵は悍ましさに魘されるほどの恐ろしい絵。その作者の謎の死と首都圏で起こった連続猟奇殺人を調べる、探偵槙野と警視庁の女性刑事・東條。幽霊の目つきも恐ろしいけれど、やはり生きている人間はもっと恐ろしかったです。2017/10/16

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