目次
第1章 現代精神医学をめぐる諸問題―特に精神症状学、分類体系、診断学(現代精神医学の趨勢素描;操作的診断法と記述的精神病理学)
第2章 精神医学の「誕生」とエスキロールの時代(エスキロールの時代;エスキロールの生涯)
第3章 記述的精神病理学の黎明―エスキロールの貢献(エスキロールの「錯覚」概念をめぐる諸問題;ピネル、エスキロールにおける“d´elire”の概念と妄想症状;エスキロールの「幻覚」論とその精神医学史的背景)
付録 ライル著(一八〇八年)『医学の概念、および特に心的治療学“精神医学”Psychiaterieの位相の整理に関する医学の分野形成について』(部分訳)