内容説明
景気の変動や事業構造の変化などに柔軟かつすばやく対応するための手段として、M&Aは日常的な経営課題となりつつある。本書は、企業が日常的にM&Aに対応できるよう、買い手企業の担当者がディールを遂行する上でのポイントを時系列にわかりやすく解説している。現場で使える具体的なノウハウや考え方を盛り込み、“もっとも使える”マニュアル書を目指すものである。
目次
M&Aの進め方
第1部 プレM&Aフェーズ(買収戦略の立案;ターゲット企業の選定と評価)
第2部 実行フェーズ(フィナンシャル・アドバイザーの選定;ターゲット企業へのアプローチと初期分析 ほか)
第3部 ポストM&Aフェーズ(統合準備;経営統合)
おわりに M&Aに失敗しないために
著者等紹介
木俣貴光[キマタタカミツ]
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社チーフコンサルタント。早稲田大学政治経済学部卒業後、出光興産に入社。販売店の経営指導や本社経理部にて管理会計などを担当。その後、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント(現IBMビジネスコンサルティングサービス)にて大手企業のグループ組織再編や経営統合に関するコンサルティングに従事。2003年7月より現職。専門は、M&A、グループ組織再編、経営戦略、コーポレートファイナンス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もよ
6
この手の本としては、格段に分かりやすいのではないかと思いました。大事なことには一通り触れてある印象です。 この本を読んでから、もうすこし、海外案件や(この本は国内中心)、細々した内容に触れてある本に取り掛かりました。2019/12/07
T4C@NAK
4
プロフェッショナル向けではなく、自分の様な素人がプロフェッショナルと一緒にこの手の仕事を進める際のトリセツ的な本。時々必要な部分を見返す参考書的な使い方が最適かと思う。2016/01/19
とりもも
0
業務の前にコツコツと少しずつ読んで読了。本の趣旨は、初めて企業買収(買い手側として)を担当することになった事業会社勤務の人に役立つように書かれており、説明が平易であることと、実務の背景にあるものについても書かれており、実務の全体を俯瞰する本として理解しやすかった。M&Aの実務に関する本として最初に読むには良い本。2016/08/08
kaz216
0
シナジーのMECE 仕訳については再確認必要。2016/06/21
kaz216
0
シナジーのMECE 仕訳については再確認必要。2016/06/21