内容説明
バブル崩壊後の景気後退期という環境で始まった一連の倒産法制の見直しも、会社法における特別清算の改正などで一応の終息をみた。本書では、手続法・実体法の両面から、企業倒産の制度を解説するとともに、再建計画の立案など実務的な対応についての考え方を紹介している。さらには、一般に論じられることの少ない「倒産法における要件事実」「弁護士の倫理」といった多彩な論点から検討を加えている。
目次
序章 事業再生における倒産法と会社法の活用
第1章 倒産手続法
第2章 倒産実体法
第3章 再建計画の作成
第4章 倒産法と要件事実
第5章 倒産時の会計・税務
第6章 倒産と労務
第7章 国際倒産法
第8章 倒産と会社役員の責任
終章 倒産と弁護士の倫理
著者等紹介
永石一郎[ナガイシイチロウ]
弁護士(永石一郎法律事務所)。最高裁判所司法研修所民事弁護教官、日本弁護士連合会倒産法制検討委員会委員、東京弁護士会倒産法部長、東京三菱銀行非常勤監査役等を経て、最高裁判所司法修習生考試委員会考査委員、一橋大学法科大学院特任教授(~2007年3月)、明治大学法科大学院兼任講師(~2007年3月)をつとめる
岩城本臣[イワキモトオミ]
弁護士(弁護士法人中央総合法律事務所)・早稲田大学大学院法務研究科運営諮問委員
腰塚和男[コシズカカズオ]
弁護士(東京まどか法律事務所)
小林信明[コバヤシノブアキ]
弁護士(小林総合法律事務所)・中央大学法科大学院客員講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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