内容説明
平成17年6月成立の会社法「現代化」改正は、有限会社制度を会社法内に事実上取り込むなど、中小企業のありかたに大きな影響を及ぼすものです。本書は、経営者およびそのアドバイザーとなるであろう税理士・会計士を念頭において執筆されています。新制度の全体像を明らかにするとともに、「会計参与」「機関設計」についてとくに章を設けて言及するなど、中小企業経営に関係の深い法的論点を詳述しています。
目次
第1部 総説(新会社法の制定とその特色)
第2部 株式会社(総論;株式会社の設立 ほか)
第3部 持分会社(持分会社・有限責任事業組合)
第4部 社債
第5部 組織再編(組織再編の改正の概要;組織再編行為の改正)
著者等紹介
酒巻俊雄[サカマキトシオ]
1931年東京生まれ。1960年早稲田大学大学院法学研究科博士課程修了。1970年早稲田大学法学部教授、法学博士。2000年早稲田大学名誉教授、名古屋経済大学副学長、大学院教授、弁護士(東京第二弁護士会)。2004年山梨学院大学法科大学院教授、名古屋経済大学大学院客員教授。その間、1974~2001年の26年間、法務省法制審議会委員・幹事就任
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