内容説明
本書では税務コストを、実際に支払いが生じている「見えるコスト」と、これから支払いが生じるかもしれない「見えないコスト」に整理し、日本企業がどのようにしたら税務コストを削減できるのかを、図解と事例を使って解説する。
目次
税金も多大なコスト
税務コスト削減の必要性
税務コスト削減の基礎知識
税務コスト削減策(インカムマネジメントで最適所得配分を達成する;キャッシュマネジメントで最適資金還流を達成する;リスクマネジメントで税務リスクを最小化する)
課税後の税務コストの手当
著者等紹介
大河原健[オオカワラケン]
アーンストアンドヤング国際取引戦略グループパートナー、新日本アーンストアンドヤング株式会社代表取締役。学習院大学大学院経済学研究科、コロンビア大学大学院国際研究科を修了後、コロンビア大学ビジネス・スクール経済経営研究所、富士総合研究所を経て、1990年アーサーアンダーセン東京事務所に入所。その後ワシントンD.C.事務所の連邦税務部門経済分析グループのエコノミストを経て、1992年よりアンダーセン国際取引戦略アドバイザリーグループに所属。国内外での講演や雑誌への寄稿多数。米国経済学会・米国ビジネスエコノミスト学会会員。コロンビア大学経済経営研究所研究員。学習院大学・杏林大学非常勤講師
キャンベル,マーク[キャンベル,マーク]
アーンストアンドヤング国際取引戦略グループパートナー、米国公認会計士。イェール大学、シカゴ大学大学院を卒業後、1979年アーサーアンダーセンシカゴ事務所に入所。1994年よりアンダーセン東京事務所国際取引戦略アドバイザリーグループに所属。欧米および日本の多国籍企業に対する移転価格問題や企業のリストラクチャリングにおける税務コンサルティングなどに幅広い経験を有する。国際企業のM&A業務経験などを通して日本の多国籍企業財務にも精通。国内外での講演や雑誌への寄稿多数。米国経済協会会員
水野正夫[ミズノマサオ]
関西大学大学院法学研究科を修了後、1999年アーサーアンダーセン大阪事務所に入所。その後、多国籍企業の海外事業再編や海外進出における国際税務コンサルティングの経験を経て、2000年よりアンダーセン大阪事務所国際取引戦略アドバイザリーグループに所属。さまざまな業種の多国籍企業に対する移転価格政策、国際税務戦略についてのコンサルテーションに携わる。日本税法学会・租税訴訟学会会員。税理士
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