内容説明
残業も労働時間として認められるには、使用者の指揮命令下に労働していることが必要。ひとたび問題が起これば多額の支払いを余儀なくされる「未払い残業代請求」にテーマを絞り、その周辺問題を対話形式で分かりやすく解説。ストーリーで基礎から学べる一冊。
目次
1 残業代請求バブル(残業代請求と支払いのさかのぼり;未払い残業代における是正勧告の実際 ほか)
2 労働時間・休日・年次有給休暇とパート・アルバイト(労働基準法は、労働条件の最低を定めたもの;労働時間は1日8時間・1週40時間、休日は週1日が原則 ほか)
3 タイムカード―労働時間の中身(労働基準法は時代遅れ?;残業代請求の増加 ほか)
4 名ばかり管理職の残業代(ユニオンがやってきた!;団体交渉拒否は不当労働行為 ほか)
5 初めての臨検調査(社会保険労務士の交代劇;臨検調査の経緯 ほか)
著者等紹介
河野順一[コウノジュンイチ]
社会保険労務士、行政書士、東京法令学院院長、日本橋中央労務管理事務所所長、NPO法人個別労使紛争処理センター理事長。法務コンサルタントとして銀行など各企業を対象に、幅広く経営全般にかかる指導業務を行っている。複雑な法律問題を身近な事例に置き換えてやさしく解説する。法律解釈をテーマとした講演も行う。現在、社会保険労務士を対象とした司法研修を全国各地で行い、「特定社会保険労務士試験対策セミナー」を東京、大阪などで、それぞれ1~2回開催している
寺田知佳子[テラダチカコ]
社会保険労務士、日本橋労務管理事務所上席研究員。河野順一氏に師事。静岡市役所を経た後、社会保険労務士となる。平成9年10月に開催された女性国会では、少子・高齢社会委員会に参加、平成12年12月に「隣接士業のあり方」で朝日新聞論壇に登壇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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