出版社内容情報
流行の理論でも日本経済の真の姿は理解できない。景気回復はなぜ軌道に乗らないのか、日本経済は改革でどこに行くかなど、いま知りたい論点を主要指標の分析から解き明かす。
内容説明
経済は難しくない。単純な事実、単純な分析で素直に見ればよい。そうすれば大きな流れが見えてくる。経済企画庁にあって、経済分析・政策立案当事者として豊富な経験をもつ著者が提言する、ちょっとクールな日本経済論。
目次
第1章 景気回復はなぜ軌道に乗らないか
第2章 個人消費は低迷から脱け出せるか
第3章 設備投資を左右するものは何か
第4章 貿易黒字大国は終焉か
第5章 健全な財政に戻れるか
第6章 デフレと金融とはどう関係しているか
第7章 アメリカ経済は本当に強いか
第8章 構造改革の源はどこにあるか
第9章 発展力をどこに見出すか
第10章 日本経済は改革でどこに行くか
著者等紹介
土志田征一[トシダセイイチ]
1940年生まれ。64年東京大学経済学部卒業、経済企画庁(現内閣府)入庁。82~85年、在米日本大使館勤務。88、89年には内国調査第一課長として経済白書を執筆し、その後、調査局長、調整局長などを歴任。97年9月に日本経済研究センター理事長に就任、2000年10月より理事・研究参与に就任。現在、日本経済研究センター理事・研究参与、専修大学経済学部教授
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