内容説明
標準が決まるプロセスには、事実上の標準(デファクトスタンダード)と公的標準(デジュールスタンダード)の二つがある。21世紀のグローバル・マーケットでは否応なしに公的標準で決められる産業分野がひろがっている。本書では、各業界において、これまでどのようにして世界標準(グローバルスタンダード)が決まり、さらに、これからの情報化社会においてどのように決まっていくかを事例的にとりあげ、日本企業がこれから世界標準の獲得へ向けて、どのように挑戦していけばよいのかを模索する。
目次
序章 世界標準への誘い
第1章 技術革新が塗り替える世界標準
第2章 流通革命をリードする標準化
第3章 期待される新産業の標準
第4章 小売業における製販統合の標準化
第5章 軍民転換でリードするアメリカ―暗号方式
第6章 金融界の革命―電子マネー
第7章 インターネット時代の国際資格
第8章 統合マネジメントシステム―ISO9000と14000