内容説明
日本企業は今、貿易摩擦や円高に対応するために、その事業活動をグローバル化しつつある。だがアクションだけをグローバル化しているのであり、意識面では従来のままにとどまっている。これではいけないのではないか。この本でとりくむ課題は、日本企業のグローバル化に関する現状認識と、「なぜそうなるのか」の説明、および「いかにあるべきか」の3つのタイプに分けられる。
目次
プロローグ ホンダを訪ねて
第1部 日本企業グローバル化の問題点(グローバル化への障害は何か;日本CIからグローバルCIへ;海外事業経営の現状と問題点)
第2部 「日本生まれ世界企業」の全体像(世界のなかでの3つの道;日本生まれ世界企業の経営理念;利益重点主義か成長重点主義か;新しい全体構造と経営原則)
第3部 海外企業の経営スタイルを求めて(現地化原理の問題点;米国メンバー企業の経営スタイル)
エピローグ 海外メンバー企業のトップ人事問題―現地化原則批判の一環として