内容説明
世界で多くの人が信仰している宗教を取り上げ、その歴史、教義、聖典、儀礼などをイラストや図表を多用して、わかりやすく解説。
目次
第1章 宗教の基礎知識
第2章 キリスト教
第3章 イスラム教
第4章 仏教
第5章 ヒンドゥー教
第6章 ユダヤ教
第7章 その他の宗教
第8章 日本人と宗教
著者等紹介
渡辺和子[ワタナベカズコ]
1951年生まれ。東京大学大学院宗教学科修了。ハイデルベルク大学アッシリア学科修了。東洋英和女学院大学教授(宗教学担当)。古代から現代までの様々な宗教現象比較に興味をもつ。夏には、カマン・カレホユック(トルコ)の発掘調査に参加し、アンカラの博物館で楔形文字が刻まれた4000年前の粘土版文書を読む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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謙信公
4
世界、日本の主な宗教の定義、歴史、教義等について概観。日本の新興宗教についても言及しているところが面白い。どの宗教でも生命の尊厳や人が幸福に生きる権利を謳っている。人が何を信仰するのかは自由だ。しかし、それを他者に強要し、そのために傷つけたり殺してよいなどという教えはない。どこからその発想が生まれるのか?日本では神が万物に宿るとされ、あらゆるものに感謝し、平和を願う。誰も戦争したいなどと思っていないはずなのに、憲法や法律をチョコっといじるだけで「戦争をする国になる」などと騒ぎ立てる輩の神経が理解できない。2019/10/24
夢牛
1
いろいろな宗教の事が書いてあり面白かったです。 昔の人々の想像の豊かさ、想像に頼る事で心の安寧を保ってきた事を感じます。 人はそれだけ、想像による心の支えを必要としてきました。 現代の人々は想像をないがしろにし、目に見える事だけを頼りにしようとします。 目に見える事に頼りすぎる現代こそ、想像による心の支えが必要なのかもしれません。2017/06/20