出版社内容情報
デジタル社会において、会計・税務は、何が変化したのか、あるいは変化しつつあるのか、また、変化すべきでないものは何かなど、直面する問題を取り上げて検討していく。
内容説明
経済社会のデジタル化はめざましく、私達の生活においてもさまざまな場面でデジタル化が急速に進み、大きな変化をもたらしている。本書では、デジタル社会において会計・税務が直面する問題を取り上げて多面的に検討を行っている。はたして、デジタル社会のもと、会計・税務の問題は何が変化したのか、あるいは変化しつつあるのかはもちろんのこと、変化すべきでないものは何かを検討する。デジタル化の本質に迫る集成の書である。
目次
第1部 デジタル社会における構造変化と会計・税務上の諸問題(デジタル社会への転換(DX)と会計への影響
シェアリング・ギグエコノミーの会計・税務
暗号資産の会計上の資産分類と税務
金融デジタライゼーションの会計・税務
金融商品およびデリバティブの会計・税務)
第2部 デジタル社会の国際税務における諸問題(デジタル経済下における国際課税の問題;2つの柱から成る国際課税に関する新ルール;グローバル・ミニマム課税の実務上の課題;計算技術のデジタル化が国際課税の分野にもたらす問題)
第3部 デジタル社会が実際にもたらす変化と未来(社会のデジタル化が帳簿に及ぼす変化;税務実務におけるデジタル化の影響;税務行政におけるデジタル化の影響;デジタル社会と会計・税務との関係性)
著者等紹介
藤井誠[フジイマコト]
日本大学商学部教授。博士(経営学)。青山学院大学大学院経営学研究科博士後期課程標準修業年限修了、横浜国立大学大学院国際社会科学府博士課程後期修了。日本大学商学部専任講師、准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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