感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
motoryou
2
「子どものためだと思うとついつい長時間労働になり、そして学校にこもりがちになる。しかし、そうなると教師と社会は離れたものになってしまう。だからこそ、教師は積極的に外に出かけて行く必要があるあるんだ。!」この言葉で、どれだけ救われて励まされる教員がいるのだろう!と感激。現場はいま、様々な課題に直面してしています。これからの授業のあり方にも変革が求められ、一方でやることは大して減らず。その間で悩んでいる先生たちをたくさん知っている。だから、この記述は嬉しい。ここから、さあ、やろうという気持ちにもなるんだなぁ。2020/01/02
ぴーたん
2
まんがで知るシリーズは全部持っていて、もう読まなくてもいいかなって思ったけどとても良い意味で裏切られた。周囲にもすすめています。前田先生が熊本という地方の先生であることが未来への危機感を強めて、前に進んでいく原動力になっているのかなと感じました。優秀な子どもたちを育てても、地元に仕事がなく出ていってしまう。首都圏に住んでいると、優秀な保育園ママ友の多くが地方出身であることに驚きます。中学校だけでなく地域や大学を巻き込んでどんな地方再生が生まれるのか続編が楽しみ。ビジネス書の推薦ページも参考にします!2019/11/24
たろす
1
竜南先生が変わっていく姿が面白かった。こんな校内研修やりたいな〜とか、SNSでこんな発信できるインフルエンサーになってみたいな〜とか、希望が広がる内容だった。協働の大切さや強みを知っておくことの大切さも感じられた。2024/03/09
にくきゅー
0
SDGsやSTEAM教育やらキーワードが物語の流れに埋め込まれていて、非常にわかりやすかった。社会の流れと教育のあり方はリンクしていかなければいけない。学校教育校門を出ずにならぬように。2019/12/15
Koki
0
新学習指導要領のキーワードである「社会に開かれた教育課程」の具体を、学校と地域の双方から並行して物語が展開していく。一番の学びは、「教師が生徒に教える」という考え方から「生徒を良き学習者に育てる」という考え方に変化させていく必要があるということ。その視点に立って、一つ一つの教育活動を検討していく必要があると思った。「変化を起こそうとすれば、対立は避けられない」という言葉も心に響いた。対立を回避して主張していないところはないか、自分と対話しながら一気に読み終えた。2019/11/25