出版社内容情報
RОIC(投下資本利益率)はツリー構造にすると経営戦略を全体的・構造的に把握でき、これを目標とする企業が増加している。実在企業のRОICツリーを描き各社の経営戦略を分析。
内容説明
ROICとは何か。テスラ、トヨタ、村田製作所、ニデック…etc.実在する企業のROICツリーを描き、各社の経営戦略の特徴を分析。また、会計基準の違いや粉飾決算の影響を分析した事例も紹介。
目次
1章 ROICとは
2章 テスラの高ROICの秘密に迫る
3章 村田製作所とニデックのROIC向上策
4章 自社事業に集中投資する信越化学工業とM&Aで事業ポートフォリオ変更に挑むレゾナック
5章 老舗企業のROICツリー
6章 アクティビスト・ファンドとROICツリー
7章 国際会計基準とROIC
8章 粉飾決算がROICツリーにもたらす影響
著者等紹介
野瀬義明[ノセヨシアキ]
同志社大学大学院ビジネス研究科教授。神戸大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了、筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。1997年大和総研入社。大和SMBCキャピタル(現大和企業投資)等を経て2016年より現職。証券経済学会理事・年報編集委員、経営財務研究編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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基本:投下資本利益率 資本効率 営業利益 投下資本 固定資産 運転資本 収益性 競争力向上 財務指標 経営戦略 企業事例分析:テスラ トヨタ 村田製作所 ニデック 信越化学 レゾナック 養命酒製造 森下仁丹 成長戦略 投資判断 ROIC向上施策:コスト削減 技術革新 生産効率向上 ポートフォリオ見直し M&A シナジー効果 研究開発投資 事業再編 資本配分 最適化 経営環境と影響:市場競争 経済環境 アクティビストファンド 会計基準変更 IFRS 粉飾決算 株主還元 企業価値向上 財務分析 持続的成長2025/03/16
J.H
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ROICは本業でいかにコスパ良く儲けたか。 コスパが資産回転率と資本回転日数、儲けが原価率と販管費率。これだけでは金融損益等は評価できないので、ROEなどと比較が必要。またベンチマーク企業と複数年の時系列でチェックするのが有意義。2025/01/29