出版社内容情報
現在の金利は適正なのか。これから下がるのか上がるのか。シンプルな問いであっても答えることが難しい金利について、有史以来の変遷を見つめ、その実態と展望を読み解く。
内容説明
現代の日本は18世紀のオランダと近似している?なぜ英国は200年間も低金利政策を維持できたのか?国家による管理の成否はどこで決まる?メソポタミア期の古代金利から現代のマイナス金利解除まで、歴史を学べば今がわかる!
目次
序章 金利の歴史を学ぶということ
第1章 古代史から金利の本質をひもとく
第2章 ルネサンスにみる商人と宗教、そして金利
第3章 大航海時代・帝国主義時代の国債・公債管理
第4章 覇権国家・米国の国債管理
第5章 日本の金利史
著者等紹介
平山賢一[ヒラヤマケンイチ]
東京海上アセットマネジメント株式会社参与チーフストラテジスト。埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。東洋大学・学習院女子大学非常勤講師、明治大学研究・知財数略機構客員研究員。約35年にわたりアセットマネジメント会社においてストラテジストやファンドマネジャーとして、内外株式・債券等の投資戦略を策定・運用。運用戦略部長、執行役員運用本部長(最高投資責任者)を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
5
中々難しい本。 金利の歴史は古いことはわかった。 2025/02/10
Hiroki Nishizumi
3
長いスパンで俯瞰しても、これからの金利動向を見極めるのは難しい2024/12/17
Go Extreme
2
利子否定の交換機能重視期 利子肯定の価値貯蔵機能重視期 高利貸しウズラニ 公益質屋モンテ・ディ・ピエタティス 貨幣を介した利潤追求行動 金は金を生む 公債投資機会の提供 グリーンバック イギリスの金融革命 心電図型の金利推移 強制公債 貨幣の機能 形式的な利子の禁止 返済期日を早めに設定 中継貿易を中心とした資本蓄積 有能な人材の流入 ミシシッピ・バブル 国債の消化を広範な投資家へと分散 資金需給の調整 時間価値の反映 貸し手のリスク補償 政治的安定と信頼 マイナス金利付き量的・質的金融緩和2025/04/09
ゼロ投資大学
2
太古の昔から人類はお金の貸し借りが行われてきた。お金を貸し出すことはリスクがあり、リスクの度合いに応じて金利を設定し利益を得てきた。金利の歴史を遡っていくことで、これからの金利の動きの羅針盤を得ることができるだろう。2025/01/25
takao
1
ふむ2024/12/26