出版社内容情報
会計はどのような仕組みと考え方からできているのか。その根本を掘り起こし、わかりやすく、かつ正確に説きほぐす。最新の会計制度まで俎上にあげて検証した大学テキスト。
内容説明
時の流れを超えて引き継がれてきた会計の「教え」(wisdom)と真正面から向き合う。このテキストでは、会計の仕組みと考え方を最も深いところで支えているエッセンスを掘り起こし、それをわかりやすくかつ正確に解説することに力を注いでいます。また、会計学は、静態論から動態論へ、収益費用アプローチから資産負債アプローチへと、その足場を移行させてきました。本書では、その是非ではなく、その意味を、対立概念の比較をとおして解説しています。これにより、それらの考え方の特徴をより浮き彫りにし、移行の意味を理解することができます。本「第5版」における主な改訂箇所は、新基準の導入を受けて実施されたFASB概念書第8号の開発・改訂に関する解説です。また、国際基準と米国基準では相違があるものの、両基準に共通する、すべてのリースについて資産・負債を計上する使用権モデルにも言及しています。
目次
会計とはなにか
会計の機能
会計のルール
会計の制度性
会計の基礎概念
会計の仕組み
利益計算の考え方
発生主義会計
配分と評価
資産負債アプローチと収益費用アプローチ
資産・負債の認識と測定
純資産の会計
著者等紹介
藤井秀樹[フジイヒデキ]
1956年福岡県生まれ。2021年京都大学名誉教授。金沢学院大学経済学部教授。現在、日本会計研究学会理事・評議員・学会賞審査委員長、財務会計研究学会理事、会計理論学会理事、グローバル会計学会副会長、公益事業学会理事、日本公認会計士協会非営利組織会計検討会委員、公益法人会計検定試験監修者など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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