出版社内容情報
M&Aの失敗の多くが、M&A先の業績改善指導ができていないことが理由です。本書はM&A戦略を選択した会社が絶対にマスターすべきM&A先の業績改善ための手引書です。
内容説明
本書はM&A先に業績改善指導を体系的、計画的にできるようプログラム化したものです。多くのM&A本が買収実務プロセスや財務、税務、法務のデューデリジェンスに関するもので、M&A後の買収先に関する業績改善指導の本は滅多にお目にかかりません。ところが、M&Aの失敗の多くが、M&A先の業績改善指導ができていないことに起因しているようです。この業績改善指導がなければ、多額の資金を要するM&Aの投資資金の回収が進まないばかりか、投資した買収元の財務体質まで悪化させるリスクが潜んでいます。財務体質の弱い会社やM&A先に対する指導力のない会社はM&Aを選択すべきではありません。M&A戦略は選択した会社が絶対にマスターすべきは、M&A先の業績改善指導ということです。それを実践したのが本書です。
目次
第1章 M&A先の調査手法の問題点と業績管理調査の重要性
第2章 業績管理強化の効果と収益力アップ効果
第3章 業績管理強化プログラムMaPSの内容
第4章 MaPS適用の成功事例と指導上の留意点
第5章 業績管理プロジェクトの障害事項とプロジェクトの進め方
第6章 月次業績管理の整備
第7章 原価管理制度の整備
第8章 部門別業績管理の整備
第9章 予算管理制度の整備
第10章 戦略的経営計画の整備
終章 業績管理マニュアル作成の必要性と作成方法・実例
著者等紹介
田村和己[タムラカズミ]
慶應義塾大学経済学部卒業後、プライスウォーターハウスに入社、青山監査法人(現、あらた監査法人)社員を経て、誠栄監査法人設立、現在統括代表社員。プライスウォーターハウス時代を含めて中堅中小企業の業績管理改善指導、株式公開指導、会計監査に多く携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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