内容説明
本書は、実務で数多くの相談に対応し申告書を作成してきた筆者が、「個人の国際税務」の基本的な考え方と実務で頻出する論点をQ&Aの形でまとめました。届出書や申告書の書き方で迷うことも多いため、記載例を数多く盛り込み、実務で直接役立つような内容にしています。また、外国人の税務について相談を受けると、併せて在留資格と社会保険について相談を受けることが多いため、これらの点についても、基本的な事項に触れています。本書が「個人の国際税務」にまつわるお悩みの解決につながることを祈っています。
目次
1 個人の国際税務(居住形態と課税所得の範囲;非居住者の課税方法;租税条約 ほか)
2 在留資格(在留資格の種類;在留カード;中長期在留者の在留管理制度 ほか)
3 外国人の社会保険(日本の公的保険制度;労働保険・社会保険への加入;外国人の雇用・退職時の役所への届出 ほか)
著者等紹介
阿部行輝[アベユキテル]
税理士。1977年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2021年明海大学非常勤講師就任。東京国税局在職中は、海外取引を行っている個人富裕層及び外国人に対する調査・指導・相談事務に長く携わる。専門分野は、個人富裕層、外国人、非居住者等個人に関する国際税務全般についてのコンサルティング、調査対応等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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