出版社内容情報
財務会計の全体像を解説した定番テキストの最新版。第24版では企業会計基準の改正やディスクロージャー制度の動向をフォロー。大学のテキストや各種資格試験の学習に最適。
内容説明
近年における会計基準の新設や改訂には目を見張るものがある。着々と推進されてきた日本版金融ビッグバンのもとでは、投資者に自己責任が求められるため、その前提として企業の実態をよりいっそう的確に描写した透明度の高い財務諸表の作成と公表が必須要件となる。本書では、こうした最新の会計基準や法令を積極的に取り上げ、学部レベルのテキストとして、ビジネスマンの手引書として、また公認会計士・税理士などの資格試験の基本書として多くの支持を得てきた。本書「第24版」においては、企業会計基準第27号「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」および同第25号「包括利益の表示に関する会計基準」の改正内容を織り込んで、本書の説明を更新している。また、金融商品取引法に基づくディスクロージャー制度に関して、検討が進められている点にも言及している。さらには仮想通貨から暗号資産への名称変更に対応するとともに、巻末の財務諸表の実例をできるだけ新しいものに差替えて、財務会計の全体像を明解に解説している。
目次
財務会計の機能と制度
利益計算の仕組み
会計理論と会計基準
利益測定と資産評価の基礎概念
現金預金と有価証券
売上高と売上債権
棚卸資産と売上原価
有形固定資産と減価償却
無形固定資産と繰延資産
負債
株主資本と純資産
財務諸表の作成と公開
連結財務諸表
外貨建取引等の換算