内容説明
個別原価計算は、受注生産を行う業種に向いています。成長著しいIT産業や、全国津々浦々にある建設業も、主に個別原価計算を使うことになります。本書は、これから原価計算をはじめようとする会社のために、実務の手順を初歩から解説しています。
目次
第1章 原価計算ってなんだろう
第2章 個別原価計算と総合原価計算のどちらを選ぶか
第3章 個別原価計算の仕組みはこうなっている
第4章 STEP1 材料費を計算しよう
第5章 STEP2 労務費を計算しよう
第6章 STEP3 経費・製造間接費を計算しよう
第7章 STEP4 仕掛品の計算→原価計算の完了!
第8章 原価計算を経営に活かす:予定原価・標準原価の利用
第9章 個別原価計算の応用とその他の計算
著者等紹介
佐久間裕幸[サクマヒロユキ]
1961年東京都生まれ。1984年慶應義塾大学商学部卒業、1986年慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了。同年公認会計士二次試験合格、監査法人中央会計事務所(中央青山監査法人)に入所し、株式公開準備企業の監査等に従事。1990年公認会計士、税理士登録。監査法人退職後、佐久間税務会計事務所を開設し、父の税理士事務所も引き継ぎ、所長に。中小・中堅企業の会計・税務の業務のほか、成長企業の公開準備支援などを実施。顧問先からの新興市場への上場2社、上場企業へのバイアウト2社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
貧家ピー
3
原価計算ができていない中小企業向けの基礎テキスト。具体的な仕訳も書いてあり、現場向け。 個別原価計算は受注生産業種、建設業・IT関連業種向け。2019/07/05
ZARUSOBA
0
仕事の関係で、今まで色々な書籍で原価計算を学習しようとしたが何度も挫折。この本が今までで一番わかりやすかったと考える。「ゼロからはじめる」ということなので、初心者向けのものであって単に内容が簡単であった。という点もあるかもしれないが、わかりやすいのには変わりない。これを踏まえて今まで挫折した本を読むとよりつながりが生まれるのであろうと考える。総合原価計算編と被るところはありつつも、個別原価・総合原価の採用例などもあり、楽しめる内容である。入門書としては最適である。2024/11/16