京都の近代化遺産―歴史を語る産業遺産・近代建築物

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784473034397
  • NDC分類 523.162
  • Cコード C0052

出版社内容情報

京都の産業遺産、近代建築物を紹介し、総論と個別解説、遷都後の京都の建築事情、京都人の気質、エピソードなどをコラムで紹介。

内容説明

京都市が調査を行い、平成十七年から十八年にかけて作成された近代化遺産に関しての報告書『京都市の近代化遺産―京都市近代化遺産(建造物等)調査報告書―産業遺産編』『京都市の近代化遺産―京都市近代化遺産(建造物等)調査報告書―近代建築編』をもとに構成。ジャンル別に近代化遺産の産業遺産、近代建築物を総論と個別解説をたて糸に、東京遷都後の京都の建設事情、歴史の裏側のエピソードをコラムの形でよこ糸に紹介し、明治以後の京都の町の歴史を建築の視点で紹介します。

目次

概論 近代化遺産の価値
第1章 生活関連・工場・行政・軍事(右京区役所庁舎;左京区役所庁舎 ほか)
第2章 商業施設・近代町家・交通機関(旧山口銀行京都支店;旧鴻池銀行七条支店 ほか)
第3章 宗教建築・教育施設・文化施設(金戒光明寺;大覚寺勅封心経殿 ほか)
第4章 住宅(旧松風嘉定邸;河井寛次郎記念館主屋 ほか)

著者等紹介

川上貢[カワカミミツグ]
京都大学名誉教授。建築研究協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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chang_ume

5
工場・役所・店舗など、近代京都の生活資源である建築遺構を案内。一般的な由緒来歴重視の建築紹介とは異なり、アノニマス(匿名的)な建築を通じて、京都「近代化」事業の具体化として建築設計・施工が描かれます。なかでも、「洋風」さらにはモダンデザインが採用された、職住一体型の店舗兼住宅を「近代町家」として抽出する視点は新しく感じました。また付属コラムにて、「工務店」「銭湯」「タイル」「民藝」など、様式建築からモダニズムへの移行期の様相が多面的・土着的に語られます。良書でした。2018/10/14

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