出版社内容情報
初めて法学を学ぶ方が専門的な学修に入る前に条文解釈の基礎について学べる。単なる文言の解釈にとどまらず、夫婦別氏等を素材とし最高裁判決を用いて実践的な解説を行う。
内容説明
本書は、法的思考の練習のための書である。法学を学び始めた人を主たる読者として想定している。解説にあたっては、フローチャートなどの図解を多数用いて、法律家の頭の中で行われている法思考のプロセスを可視化させている。解説を読み、理解し、その上で練習問題に取り組むことで、読者自ら法的思考を行えるようになることを目指している。
目次
1 法解釈学の世界へようこそ(法解釈の見取り図;「車馬通行止!」;法解釈学とは何か)
2 ポイント・トレーニング(問いを立てる;条文を探す;条文を見る;条文を読む(1)―要件と効果に分ける
条文を読む(2)―フローチャート化する
条文を読む(3)―定義を明らかにする
あてはめ(包摂)をし、文章化する
発展的な適用(解釈技法)
妥当性の総合的判断)
3 練習試合(国籍法;夫婦別氏)
著者等紹介
森光[モリヒカル]
1975年熊本県に生まれる。2017年中央大学法学部教授(ローマ法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。