出版社内容情報
【文学/随筆】西のフロイト、東の森田正馬。小説家として数々の受賞歴をもつ著者は、精神科医でもある。患者・普通人・自らも無理なく生きられる森田療法の15の言葉の神髄を読み解き、その生涯を見事に描き出す力作評論エッセイ。
内容説明
20世紀の初頭、西のフロイトと全くかけ離れた、東の森田正馬が創出した「森田療法」とは何か。薬を用いず、現在も学校現場や職場のメンタルヘルスでも実践され、認知行動療法にも取り入れられている、著者が臨床三十五年のなかで、患者に応用し、一般人にもそして自らも指針としてきた療法とその創始者の生涯を、小説家と精神科医の二つの奥深い視点からとらえた画期的な書。
目次
1 一瞬一生
2 見つめる
3 休息は仕事の転換にあり
4 外相整えば内相自ずから熟す
5 いいわけ
6 目的本位
7 無所住心
8 即
9 なりきる
10 自然服従
11 生の欲望
12 不安常住
13 事実唯真
14 あるがまま
15 生きつくす
著者等紹介
帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947年、福岡県生まれ。作家、精神科医。東京大学文学部、九州大学医学部卒業。九大神経精神医学教室で中尾弘之教授に師事。1979~80年フランス政府給費留学生としてマルセイユ・聖マルグリット病院神経精神科(Pierre Mouren教授)、1980~81年パリ病院外国人レジデントとしてサンタンヌ病院精神科(Pierre Deniker教授)で研修。その後、北九州市八幡厚生病院副院長を経て、現在、福岡県中間市で通谷メンタルクリニックを開業。多くの文学賞に輝く小説家として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
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