内容説明
なぜ、こんなカンタンな問題を見違うのか?見えてくる「会計のウソ」、「当たり前」か「目からウロコ」か?あなたにとって大切なのは、おカネだけ?だれもがハマる「損得勘定の落し穴」のカラクリ。
目次
プロローグ ドンブリ勘定の損得勘定
第1章 「豆大福分析の世界」へようこそ
第2章 「豆大福分析」の発展
実録 利益が10倍になったある調剤薬局の“処方箋”
第3章 売り残しと売り逃がしのインパクト
第4章 悪意なき「会計の世界」の“落し穴”
補章 「豆大福分析(再考)」
著者等紹介
中元文徳[ナカモトフミノリ]
1948年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。熊本学園大学会計専門職大学院教授(実務家教員、公認会計士・税理士)。国立大学法人金沢大学顧問。横浜市包括外部監査人。大手監査法人で会計監査、コンサルティング、海外関係、公的分野業務に従事したほか、国や地方自治体、公的機関の委員等を歴任するなど、通常の公認会計士の業務を超えて幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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C-biscuit
8
図書館で借りる。非常にわかりやすく面白い。よく条件を考えずに答えてしまうとひかかってしまう。なるほど、お店の販売方法が違うのかと色々納得する。豆大福の話から、薬局の実例を紹介し、会社の効率化を分析、指南するような形で進む。そして、現在の会計はルールが必要で、そのように仮に決めたまま進んでおり、会計上の落とし穴も多いことを説明している。結局、管理会計のルールに従っている限り、会計上は正しい。ということしか言えず、経営者も財務諸表については、懐疑的であるようだ。あとがきであるが、アローワンスのワナにも納得。2015/12/22
ハティー
3
会計システムの本質に言及した本。ある程度会計について勉強してからじゃないと本当に伝えたいメッセージは受け取れないかも。適正な期間損益計算を目指して発展していった会計制度は現実的な儲けとは乖離している。その視点は会計の世界に没頭してると特に見失いがちになるから゛当たり前゛の感覚を大切に、俯瞰して現実を見つめることが大事という本でした。2021/06/07
ウルモフ
1
状況によって損失の捉え方に違いが生じることについて、豆大福・ドーナツ・アイスクリームの販売例から分かりやすく解説されている。また、現在広く認知されている「会計」の実態についても書かれており勉強になった。2014/09/15
山里誠
1
会計に詳しい人ほどはまる話だと思う.2012/05/05
あおかり
0
利益はフィクションキャッシュはオピニオン2016/01/28
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