内容説明
予算改革、税制改革、社会保障(年金)改革、医療保障改革、社会福祉改革、政府間規制改革など、1980年代以降今日までの財政改革の試みと連邦政府の財政行動が、いかに政府間財政関係を再編し、アメリカ財政を構造転換させたのか。包括的に解き明かす。
目次
序章 本書の課題と分析視角
第1章 連邦政府の財政改革と社会保障・メディケア両信託基金
第2章 連邦・州・地方政府間財政関係の変容―1980年代レーガン政権期
第3章 州・地方財政と政府間税財政関係の変容―1990年代以降を中心に
第4章 福祉をめぐる政府間財政関係
第5章 医療福祉をめぐる政府間財政関係
第6章 公共投資をめぐる政府間財政関係
第7章 州・地方政府による経済安定化政策の可能性
第8章 政府間無財源マンデイト問題の考察
終章 アメリカ政府間財政関係の分析結果と今後の展望