出版社内容情報
ストーリーと解説の2部構成で法務上の問題点を実務的に解説。エグゼキューション面での問題のほか、コーポレートガバナンスに関する問題、セラーズDDの実務についても詳説。
内容説明
カーブアウトM&Aは、近時のコーポレートガバナンス上の課題の一つとなっている「事業ポートフォリオマネジメント」の観点からも極めて重要なM&A類型であり、今まで以上に増加することが予想される。本書は、スタンドアロンイシューをはじめとしたカーブアウトM&Aの法務上の問題点について解説するものであり、主として以下の3点を特徴としている。(1)カーブアウトM&Aの各プロセスの解説について、ストーリー形式の「ストーリーパート」と、一般的な解説である「解説パート」の2部構成をとっている。(2)エグゼキューション面での実務解説にとどまらず、事業再編実務指針の重要箇所の紹介とコメントを中心として、コーポレートガバナンスに関する問題についても言及している。(3)売主がカーブアウトM&Aを行う上で重要な「セラーズ・デュー・ディリジェンス」の実務についてページ数を割いて解説している
目次
第1章 カーブアウトM&Aとコーポレートガバナンス―事業ポートフォリオマネジメントとその見直し
第2章 買主候補者選定プロセス
第3章 セラーズ・デュー・ディリジェンスのポイント
第4章 バイヤーズ・デュー・ディリジェンスのポイント
第5章 カーブアウトM&Aのストラクチャー
第6章 カーブアウトM&Aの最終契約
第7章 カーブアウトM&Aの付随契約
第8章 カーブアウトM&Aのクロージングプロセス
著者等紹介
柴田堅太郎[シバタケンタロウ]
1998年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2021年司法試験・予備試験考査委員(商法)。主要取扱分野:M&A、ジョイントベンチャー、エクイティファイナンス、企業の支配権獲得紛争などのコーポレート案件を中心として、企業法務全般を取り扱う。また、コーポレートガバナンスの知見を生かし、企業の社外役員を務める。主要著書として、『中小企業買収の法務―事業承継型M&A・ベンチャー企業M&A』(中央経済社、2018年。同年度M&Aフォーラム賞正賞受賞)がある
中田裕人[ナカダヒロヒト]
1999年東京大学法学部卒業。2022年日本知的財産仲裁センター調停人・仲裁人・判定人候補者(現職)。主要取扱分野:ライセンス契約その他の知的財産権関連契約、知的財産権紛争、M&Aにまつわる知財戦略・知的財産DD、発信者情報開示請求・削除請求などの知的財産権案件を中心として、企業法務全般を取り扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
N_K
fuzziiko
-
- 和書
- 天台宗史概説