講談社現代新書<br> 今を生きる思想 ショーペンハウアー―欲望にまみれた世界を生き抜く

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講談社現代新書
今を生きる思想 ショーペンハウアー―欲望にまみれた世界を生き抜く

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  • サイズ 新書判/ページ数 128p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065296028
  • NDC分類 134.6
  • Cコード C0210

出版社内容情報

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100ページで教養をイッキ読み!
現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!!

1:それは、どんな思想なのか(概論)
2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景)
3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用)

テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、
「一気に読める教養新書」です!
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ショーペンハウアー

苦しみに満ちた人生を、いかに生きるべきか。
欲望を原動力とした現代社会の歪みが、生きづらさに拍車をかけている。
苦悩や葛藤から自由になる道を考え抜いた哲学者が導く「生きるヒント」とは。

叱咤激励、小気味よいアイロニー。
人生の悩みに効く「求道の哲学」と「処世の哲学」。


【本書の内容】

●幼少期に目撃した人間社会の「生の悲惨さ」
●世界は「にせもの」なのかもしれない
●欲望から自由になるための「意志の否定」
●<悪>から私たちを解放する「共苦」と「芸術」
●日本の若者たちに刺さった「青春の哲学」
●人付き合いは「仮面をつけた化かし合い」である
●欠点は隠すよりも見せたほうがよい
●「生まれてこなければよかった」反出生主義に対する「救済の道」

……ほか

内容説明

苦しみに満ちた人生を、いかに生きるべきか。欲望を原動力とした現代社会の歪みが、生きづらさに拍車をかけている。苦悩や葛藤から自由になるための「生きるヒント」。叱咤激励、小気味よいアイロニー。人生の悩みに効く「求道の哲学」と「処世の哲学」。

目次

第1章 哲学者ショーペンハウアーの誕生―その生涯と旅路(「意志の否定」の哲学者;生涯と旅路)
第2章 悲惨な生と「意志の否定」―主著『意志と表象としての世界』における求道の哲学(世界はわたしの表象である;意志と表象としての世界;どうすれば欲望から自由になれるのか)
第3章 人生いかに生きるべきか―晩年の『余録と補遺』に見る処世の哲学(ショーペンハウアー哲学のもう一つの側面;ショーペンハウアーのアフォリズム;幸福とは何か)
第4章 ショーペンハウアー哲学のアクチュアリティ(明治日本におけるショーペンハウアー受容;ショーペンハウアーと反出生主義;「歴史的なもの」からの脱出)

著者等紹介

梅田孝太[ウメダコウタ]
1980年東京都生まれ。博士(哲学)、上智大学大学院哲学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、上智大学特任助教。専門は哲学・倫理学、クリティカルシンキング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

117
若い頃デカンショかぶれで読み耽ったショーペンハウアー。芸術を鑑賞すれば純粋な認識主観となり「意志の否定」に近付くんだという彼の言葉を錦の御旗にして、音楽ばかりに熱中した自分の青春時代を思い出す。「音楽は人生への最も奥深い洞察」という文章も響いた。本書は、この哲学者の生涯と主著(「意志と表象としての世界」「余録と補遺」)を整理し、「意志の否定」「求道の哲学」「諦念の思想」「生きることは苦しみである」などキーワードをお浚いするコンパクトな一冊。動物倫理や反出生主義など現代的テーマとの関係への言及も親切である。2023/03/11

ふみあき

53
ショーペンハウアーの言う「内面の富」とは、つまるところ幸も不幸も、その人の人格に拠るという謂。そういう考え方は、巷にあふれる自己啓発本の胸クソ教義の一つ「自分が変われば世界が変わる」の謂に曲解されかねないので、若いころは反感を覚えた。が、この年齢になると腑に落ちるものがある。途中で挫折して、何十年も書棚に刺さったままの『幸福について』(新潮文庫)に再チャレンジしてみようか。2022/12/27

ころこ

45
ブランド内ブランドをつくった理由は良く分かる。本来、新書とは簡単に読めるはず。本とはアーカイブなのでどんどん溜まる。どんどん厚く、ハイコンテクストで専門性が高くなる。一方で、入門的なローコンテクストな本はアクチュアリティを失う。若者は新しい息吹が感じられる本を読みたい。ということで、本書の重要な章は第4章である。反出生主義と「歴史的なもの」からの自由を論点にして、著者が哲学の実践をしている。本を読み切る満足を味わうという経験も大事だ。薄い、物足りないと言っている読者の本ではない。ぼくには役に立った。2022/10/12

ちくわ

30
私たちが日々惑わされている何かを「生きようとする意志」という言葉に置き換え、そこから一歩引いて、観察することの大切さを教えてくれます。東洋文化の日本では入ってきやすい思想です。非常に読みやすくコンパクトにまとめられている良書です。(☆4)2023/05/26

加納恭史

27
さて、やっと「意志と表象としての世界」を読了して、最終の意志否定には驚いたな。この本は読み易く、ショウペンハウアーの全体像の確認に役立つ。彼はインド哲学にも詳しく、どうも仏教的だなと思ったら、自身でも仏教徒と称している。苦悩の哲学は仏教の生・老・病・死の苦の哲学と同じだな。明治時代から彼の著作は読まれ、大正時代にはデカンショ節で彼の思想は大学の教養哲学として日本人には親しまれた。戦後は米英の思想が普及され少し忘れられたか?さて彼の思想はフロイトな多大な影響を与えた。情動と彼の言う意志はほぼ同義語である。2023/11/22

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