出版社内容情報
さまざまな業界の組織間関係のダイナミズムに注目し、競争優位を獲得するための指針を提唱。
内容説明
本書は、昨今のさまざまな業界における組織間関係の変化について、いくつものケースに基づいて分析し、企業が競争優位を獲得するための指針を検討している。特に、垂直統合か水平分業かといったスタティックな構造の分析よりも、組織間関係のダイナミズムに注目し、バーチャル・プロジェクト・カンパニーという理念モデルを導入して分析した。
目次
第1章 本書の問題意識と理念モデルの検討
第2章 ビジネス・プラットフォームに関する先行研究のレビュー―Gawer&Cusumano(2002)の研究を中心に
第3章 従来型のビジネスモデルにおける垂直統合と水平分業との境界問題―携帯電話向け電子部材の事例研究をもとに
第4章 B2C、B2B型のビジネスモデル―バーチャル・プロジェクト・カンパニーのビジネスモデル
第5章 C2C4B型のビジネスモデル―バーチャル・プロジェクト・カンパニーのビジネスモデルの進化型(1)
第6章 プラットフォーム・アライアンス型のビジネスモデル―バーチャル・プロジェクト・カンパニーのビジネスモデルの進化型(2)
第7章 情報通信業界のバーチャル・プロジェクト・カンパニー―NTTグループの事例研究をもとに
第8章 バーチャル・プロジェクト・カンパニーの理念モデル
著者等紹介
伊佐田文彦[イサダフミヒコ]
名古屋商科大学経営情報学部教授、博士(経済学)。1964年京都大学経済学部経営学科卒業後、住友電気工業株式会社入社、(株)日本総合研究所研究事業本部を経て、現在に至る。大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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