内容説明
第1章(遺産分割編)、第2章(遺留分・その他編)では、これまでに200件以上の相続事例を解決してきた著者が、相続争いを解決・予防するための教訓を得た実際の事案を、オリジナルのストーリーにして紹介しています。また、各ストーリーでは、相続争いを解決する上で押さえておきたい用語を、Check!で解説しています。コラムと併せて争族解決の糸口をより深く知ることができます。さらに、第3章では、「生前対策をしておけば相続トラブルは予防できる!」の信念のもと、相続人の有無とどういった相続人か(配偶者のみ、配偶者と子、独身できょうだいのみ、など)パターン別に実行すべき対策をお伝えします。
目次
第1章 「泥沼」相続争いの事件簿「遺産分割編」(亡くなった父親の遺産分割をめぐり、母親と実兄との間で感情的な対立が!;兄弟間の骨肉の争いのため最終的な解決までに5年も!?;相続人が行方不明!? ほか)
第2章 「泥沼」相続争いの事件簿「遺留分・その他編」(納得できない遺言が出てきた!?―亡き母親の異父きょうだいに対する遺留分請求;姉に対して遺留分を請求したら―協議により比較的早期に解決!;他の相続人から提起された遺産分割協議無効確認訴訟に勝訴!反対に、その相続人に対して遺留分請求訴訟を提起!? ほか)
第3章 今からでも遅くない!「争族」にならないための生前対策(相続トラブルは生前対策をしておけば予防できる!;公正証書遺言のススメ;相続人の有無・パターン別の対策 ほか)
著者等紹介
加藤剛毅[カトウゴウキ]
武蔵野経営法律事務所代表弁護士。1977年埼玉県生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、旧司法試験に合格。2004年に弁護士登録(第二東京弁護士会)をして都内の企業法務系事務所に計5年間勤務。2009年、地元埼玉弁護士会に登録換え。2014年、さいたま家庭栽培所家事調停官(いわゆる「非常勤裁判官」)に任官して4年間で約700件の事件を担当。埼玉県所沢市に現事務所を開設し、現在は中小企業法務の他、個人の相続案件に専門特化して活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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