出版社内容情報
いつもはらぺこで、いばりんぼうで、いらずらばかりの猫、マックス。「かえでがおか農場」シリーズで人気の、絵本の名手プロベンセン夫妻が描く愛嬌あふれる猫のお話。一家に愛された実在の猫から着想を得て描かれました。日本にもファンの多いふたりが遺したダミー本をもとに作られた本書。ユーモアと愛情あふれる絵本です。
内容説明
マックスはね、うちののうじょうでうまれたねこ。いつもはらぺこで、いばりんぼうで、いたずらばかり!「かえでがおか農場」シリーズで人気のプロベンセン夫妻がえがくあいきょうあふれる猫のお話。
著者等紹介
中井はるの[ナカイハルノ]
翻訳家。出産をきっかけに児童書の翻訳に携わるようになる。2013年、『木の葉のホームワーク』(講談社)で第60回産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
141
アリス&マーティン・プロベンセン、2作目です。 著者の飼い猫で実在しているだけあって、ねこのマックスは、かなりリアルだにゃあ(=^・^=) https://www.holp-pub.co.jp/book/b651544.html 【読メ😻猫部】2024/10/03
みかん🍊
81
一人っ子として生まれ身体も大きいいたずらっ子マックス、農場で猫や犬や鳥やヤギや馬と共にすくすく育って自由でそして森の中へ出掛けて誰も知らないひとりの時間を持っている、素朴で迫力あるイラストが目に入って手に取った最後のページがまたいい。2024/12/13
たまきら
45
初版は1974年、作者の飼い猫をモデルにした絵本です。うちの大きなアカトラが重なるので、楽しませてもらいました。賢くて存在感があって、食いしん坊でいばりんぼで。典型的なbarn cat・マックスがいかに愛されていたかが伝わってくる、猫好きにはたまらない一冊です。作者夫妻の娘さんが巻末に言葉を寄せているのも素敵。2024/11/05
ぶんこ
39
1匹で産まれてきたとは、産まれながらに強運のマックス。イタズラ好きな猫が好きなので、特に表紙絵の表情がお気に入り。思わずウフフ。「〜に捧げる」のカレンさんてダレ?元々の作者に捧げるって?絵本の最後に「読者のみなさんへ」を書かれているのが作者の娘さんカレン。ご両親や動物たちへの愛情あふれる文章が素晴らしかったです。ご両親の写真に、馬が後ろからお父様に寄り添う仕草をしているのがお気に入り。2024/11/17
anne@灯れ松明の火
29
新着棚で。迫力ある表紙の猫に惹かれて。「かえでがおか農場」シリーズというのがあるらしい。作者の農場で、この猫マックスも実在のペットだったそうだ。名前の通り、大きくて、いたずらっこのマックス。私たちが見ているマックスをさまざまな角度から描く。そして、ラストは描き過ぎずに、謎めいた部分を残したのが絶妙。余韻のある、いい終わり方だと思った。2024/11/26