内容説明
現代ファイナンスの対象とする領域は、コーポレート・ファイナンスと投資理論からなる。意思決定に必要なリスク、期待収益率、資本コスト、株価等を時間的な価値で引き直して評価を行う手法は、会計のデータを利用するが会計的な手法とは異質である。従来の損益中心の経営評価から、より企業価値を高める経営への転換を意図した、新しい企業財務の入門書である。
目次
第1章 現代ファイナンスの目的と企業活動
第2章 現代ファイナンスの基本機能
第3章 事業投資と資金運用の基礎
第4章 資金調達と資本管理
第5章 財務戦略と企業評価
第6章 リスク管理とALM
第7章 金融市場
第8章 新しい金融システム
第9章 新しいファイナンス