出版社内容情報
法学に興味のある学生、納税者である社会人、国家の運営を担う公務員・政治家の方々へ―租税法学の課題を通じて社会のあり方を考える新しい「税」の教科書ができました。
内容説明
本書は、「税」を通して社会のあり方を考える新しい租税法の教科書です。本書を読み終えたとき、みなさんは、次のような問題について、視野が広がることでしょう。交通事故の加害者が金持ちである場合、損害賠償額を高くすべきか?保育園利用料を低くすべきか、お金を貸すべきか?
目次
ホームラン・ボールを拾って売ったら二回課税されるのか?
生命保険年金受給権に相続税を課すのに、さらに所得税も課すのか?
公平と中立性との違い
所得税があるのに相続税も課すのはおかしいのではないか?
家族を扶養したら、寄附金と同じように所得を分割できるのか?
“利子に課税しないほうが中立・公平である”という考え方は金持ち優遇とは別
資産課税も利子課税と同様の二重課税を含んでいる
法人所得課税と個人所得課税の二重課税を調整する方法はない
今年黒字なのに税金を納めない輩がいるのは、けしからん?
消費税(付加価値税)の納税義務者を規定しても負担者は分からない
外国で納めた税額について日本で二重課税を救済する
貧しい人に低価格で保育や教育を提供すべきか?
才能を測定できるなら才能に課税すべきか?
著者等紹介
浅妻章如[アサツマアキユキ]
立教大学法学部教授。1974年、神奈川県横浜市生まれ。横浜翠嵐高校卒、東京大学法学部卒、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程(公法専攻)修了、博士(法学)。2004年、立教大学法学部講師。以後、助教授、准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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