目次
第5部 徒刑(死を運命づけられた人びと;革命のそよ風;鎖、また鎖…;どうして我慢したのか?;石の下の詩と真実;確信にみちた脱走囚;白い仔猫;道徳を伴った脱走と高度な技術を伴った脱走;自動小銃をかかえた若者たち;構内で足下の地面が熱くなるとき;手さぐりで鎖を破る)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
91
1巻に比べだんだん読んだ人が減っていく。 書くことすらしにくい収容所暮らしで、著者が出会った詩人たち。第5章”石の下の詩と真実”は悲惨さの中の一条の光か。 著者は自作した膨大な叙事詩を忘れないために、パンで作ったロザリオで暗唱する。 6巻本の5巻目 あ~、後1巻2021/01/05
秋良
6
気が滅入るこの本も残るはあと一冊。脱走の章は、上手く行かなかったとしても胸が熱くなる。2016/10/02
ELW
1
後半の二つの話が印象的だった。テンノの物語では、脱走囚が水上で追い剥ぎをするかどうかのところで、読み続けるのが辛くなった。著者が参加したストライキの話で、密告者を懲らしめるのはとても大事だとわかった。2024/07/31
みーふぃ
0
第五部 徒刑から (実際は第四部12章から) 勿論これだけの膨大なはしを作者だけでは書けない、体験者から取材した。といってもお互い命懸け。原稿をあずけていた女性はしぬことに。