内容説明
“近代組織論を旋回軸とした経営学の革命”ともいうべき馬場敬治の意図はほぼ成就したように見える。経済学一本槍の無効な周知のものとなった。古典的管理論の権威は凋落し、整然たる庭園は十指に余る学派が入り乱れるジャングルと化して久しい。本書はこの時点に立って、現代の組織論がいかなる経営学を建設しうるか、を展望しようとする試みである。
目次
第1章 組織研究の方法と課題
第2章 組織論における解釈主義
第3章 市場か組織か―企業境界論争を超えて
第4章 組織の戦略と革新
第5章 組織におけるパワーとオーソリティ
第6章 組織変動
第7章 日本的経営論における組織と人間
第8章 日本的経営の組織論
第9章 組織の比較分析
第10章 組織と管理―理論史的素描
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