出版社内容情報
金融庁ガイドラインの構成に沿いながら、金融機関等の実務対応を解説。2019年ガイドライン改正をフォローし、FATF第4次対日相互審査に向けて、最新情報を提供する。
内容説明
従来から金融機関等・金融当局双方にとって重要な課題であったマネー・ローンダリング・テロ資金供与対策は、形式的な個別の法令遵守から、リスクベース・アプローチに則った実質的な態勢整備へと高度化した。本書は、2018年2月に策定・公表された、「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」の構成に沿って概説しつつ、金融機関等の実務を解説するものである。FATF第4次対日相互審査を控え対応に取り組む方々に、最新の情報を提供している。第2版では、ガイドライン対応に関する実務上の課題や、2019年ガイドライン改正などの最新情報に言及する。
目次
第1章 マネロン・テロ資金供与対策の現状と基本的考え方
第2章 リスクベース・アプローチの意義
第3章 リスクの特定
第4章 リスクの評価
第5章 リスクの低減
第6章 海外送金等を行う場合の留意点
第7章 管理態勢とその有効性の検証・見直し
第8章 金融庁によるモニタリング等
第9章 実効的なマネロン・テロ資金供与対策の高度化に向けて
第10章 ガイドライン策定・公表後及び今後の動き
著者等紹介
今野雅司[コンノマサシ]
弁護士・ニューヨーク州弁護士・公認会計士・公認不正検査士。東京大学法学部卒業。2006年隼あすか法律事務所。2011年ペンシルバニア大学ロースクール卒業(LL.M.with distinction)。預金保険機構法務統括室。2016年金融庁検査局総務課。地域金融機関等モニタリングチーム、経営管理等モニタリングチーム、法令遵守等モニタリングチーム、マネーロンダリングモニタリングチーム等に所属。2018年有限責任監査法人トーマツ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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