出版社内容情報
管理会計における過去(キャパシティコスト)・現在(財管一致)・未来(メゾ管理会計の構想)の諸問題を検討して、さらに来るべき人口減少社会でのあるべき姿を探る研究書。
内容説明
今、改めて問う“管理会計”とは何か?管理会計における過去・現在・未来の諸問題を検討してその全体像を解明し、来るべき人口減少社会でのあるべき姿を探る。
目次
本書のねらいと構成
第1部 管理会計の基本課題:キャパシティ・コストの問題(キャパシティ・コストの連結性:技術的連結原価と経済的連結原価;影響アプローチのメカニズム:原価配賦と正義;キャパシティの意思決定とアイドル・キャパシティの発生 ほか)
第2部 情報システムとしての管理会計:財管一致の会計(簿記による記録と管理会計:簿記の管理会計機能;財管一致の会計;管理会計システムとしての直接原価計算の再評価 ほか)
第3部 管理会計対象の拡大:ミクロの管理会計からメゾの管理会計へ(メゾ管理会計の構想:地域的サプライチェーンのマネジメント;メゾレベルのBSC:サプライチェーン・マネジメントとBSC;産業クラスターと戦略カスケードマップ ほか)
新たな管理会計の構築を目指して
著者等紹介
高橋賢[タカハシマサル]
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。博士(商学、一橋大学)。1968年生まれ(長崎県諌早市出身)。1991年一橋大学商学部卒業、1996年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得退学。同年千葉大学法経学部講師、1998年同助教授、2000年横浜国立大学経営学部助教授、2004年ポワチエ大学外国人招聘助教授、2011年横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授を経て2013年より現職。2005年日本簿記学会学会賞受賞(泉宏之氏、原俊雄氏と共同受賞)。元会計検査院特別研究官(2013-2015年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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