出版社内容情報
3つの視点から企業課税を検証する。?大企業優遇税制の肥大化、?タックス・ヘイブンによる租税回避、?企業課税を崩壊させている政権政策の視点である。著者渾身の1冊。
富岡 幸雄[トミオカ ユキオ]
著・文・その他
内容説明
税制の歪みを質しあるべき姿を問う。
目次
第1部 大企業優遇税制の肥大化による暴走の検証:財政再建のための巨額な財源の発掘(税金を払わない大企業の実態;実効税負担分析のアプローチ;実効税負担の分析による検証 ほか)
第2部 タックス・ヘイブンによる租税回避の検証:グローバル経済の闇に逃げていく税金(「パナマ文書」と「パラダイス文書」の衝撃;タックス・ヘイブンの真の正体;多国籍企業の課税逃れの真相 ほか)
第3部 企業課税を崩壊させている政権政策の検証:税制構造の大衆収奪化への改悪の根源(企業課税を崩壊に導く税財政政策;巨大企業が税金を払わない税制を構築;消費税増税と法人税減税のセット論の誤謬 ほか)
著者等紹介
富岡幸雄[トミオカユキオ]
1945年旧制横浜高等商業学校(現:横浜国立大学経済学部)卒業。1950年中央大学法学部卒業、引き続き同大学院商学研究科にて会計学を専攻。1956年東京財務局(後に組織変更で国税庁東京国税局)に勤務、大蔵事務官、国税実査官を経て、1960年中央大学助教授。1965年中央大学教授。1967~1968年欧米留学、この間約1年、米国カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)経営大学院ビジネス・スクール客員教授。中央大学経理研究所長、放送大学客員教授、通産省中小企業承継税制問題研究会座長、政府税制調査会特別委員を歴任し、1995年3月まで中央大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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