内容説明
本書は、財務会計に関する理論の説明の他、具体的な企業の財務分析、事例研究などを含めた総合的な教材である。また、FASB基準や国際会計基準等に関する最新の話題も社会経済的な背景を含めて描写されており、生きた財務会計論を学ぶことができる点も特筆される。さらには、米国の財務会計制度の歴史的な経緯やその基盤たる伝統的理論など、ともすれば軽視されかねない部分も詳しく説明がなされている。本書は、学部・大学院における中級・上級の会計学または財務会計論の学習等に、また卒業論文・修士論文の資料として、さらには米国公認会計士受験や、公認会計士・税理士・企業経理担当者の米国会計実務修得の参考書として活用することができる。
目次
会計理論の発展
会計情報の利用に関する研究方法と理論
利益概念
財務諸表(損益計算書;貸借対照表およびキャッシュフロー計算書)
国際会計
運転資本
固定資産(有形固定資産;投資および無形資産)
固定負債
法人税の会計処理
リース〔ほか〕
著者等紹介
加古宜士[カコヨシヒト]
昭和35年早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。昭和41年早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。流通経済大学教授、筑波大学教授を経て平成9年早稲田大学商学部教授、現在に至る。昭和57年商学博士。現在、企業会計審議会会長、公認会計士審査会委員
大塚宗春[オオツカムネハル]
昭和40年早稲田大学第一商学部卒業。昭和49年早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位取得満了。早稲田大学商学部教授を経て平成14年会計検査院検査官、早稲田大学客員教授、現在に至る
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