割増賃金の基本と実務

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784502211911
  • NDC分類 366.32
  • Cコード C3032

内容説明

本書は、長時間労働、ひいては過労死等の防御策としての機能をも有する「割増賃金」(労基法37条)に関する諸問題について、近時の裁判例をもとに解説をするものです。第1章~第3章では、労働時間(労基法32条)の意義、労働時間の把握方法、割増賃金の計算方法等の割増賃金に関する基本的な事項について解説します。第4章では、固定残業代制が採用されてきた社会的背景に触れながら、近時の裁判例をもとに固定残業代制の有効要件等について解説します。第5章以降では、歩合給と割増賃金の関係、事業場外労働みなし制の諸問題、労基法41条2号・3号に該当する者、付加金、遅延損害金等の割増賃金に関する諸問題を解説します。

目次

序章
第1章 労働時間か否か(労働基準法32条)
第2章 労働時間の把握に関する諸問題
第3章 割増賃金の計算
第4章 固定残業代制に関する諸問題(労働基準法37条)
第5章 歩合給と割増賃金
第6章 事業場外労働みなし制の近時の諸問題(労働基準法38条の2)
第7章 労働時間等に関する適用除外(労働基準法41条2号・3号)
第8章 付加金(労働基準法114条)
第9章 遅延損害金
資料

著者等紹介

石嵜信憲[イシザキノブノリ]
明治大学法学部卒業。1975年司法試験合格、1978年弁護士登録。以後、労働事件を経営者側代理人として手がける。2002~2004年司法制度改革推進本部労働検討会委員。2002~2010年日弁連労働法制委員会副委員長。現在、経営法曹会議常任幹事

横山直樹[ヨコヤマナオキ]
2006年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2008年慶應義塾大学法科大学院修了、新司法試験合格。2009年司法修習修了(62期)、弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。渥美・坂井法律事務所外国法共同事業を経て、2013年石嵜・山中総合法律事務所入所

石嵜裕美子[イシザキユミコ]
2011年慶應義塾大学法学部法律学科卒業、2013年東京大学法科大学院修了、司法試験合格、2014年司法修習修了(67期)、弁護士登録(第一東京弁護士会所属)、石嵜・山中総合法律事務所入所

〓安美保[タカヤスミホ]
2000年東北大学文学部卒業。2001年~2006年石嵜信憲法律事務所にて勤務。2007年司法書士試験合格。司法書士事務所勤務を経て、2008年より石嵜信憲法律事務所(現、石嵜・山中総合法律事務所)勤務。2009年司法書士登録(東京司法書士会所属)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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fuzziiko

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割増賃金に焦点を当てた一冊。主なトピックとして、労働時間、割増賃金、固定残業の基礎知識を説明しつつ、ケースごとの判断基準や裁判事例が非常に豊富で、労務関係の仕事に関わっている方にとっては何かしら得られる一冊ではある。手元において損はない。☆4つ2020/01/21

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