出版社内容情報
日本の会計はビッグバンを経て、残された課題はあるものの明らかに世界標準化した。本シリーズは4テーマをピックアップし、日本に拘らないグローバルな視点から解説。
内容説明
本書は、時価会計および減損会計が導入された背景、その基礎にある考え方、具体的な会計処理の仕組み、国際的な会計基準の動向、企業経営に及ぼす影響などを簡潔にとりまとめたテキストである。
目次
時価会計・減損会計の浸透
金融商品会計基準と商法の時価評価規定
有価証券の時価評価
評価差額と業績表示
デリバティブとヘッジ会計
ヘッジ会計の例外的処理
金融資産・負債の包括的時価評価・認識の中止
金融資産の減損
販売用不動産の減損
固定資産の減損
のれんの減損
グローバル・スタンダードへの課題
著者等紹介
伊藤邦雄[イトウクニオ]
1951年千葉県生まれ。1975年一橋大学商学部卒業。1984年一橋大学助教授。1987年スタンフォード大学フルブライト研究員(~88年)。1992年一橋大学教授。1996年商学博士。現在、一橋大学大学院商学研究科長・商学部長。税理士試験委員、日本証券アナリスト協会・証券アナリスト試験委員
田中建二[タナカケンジ]
1970年早稲田大学商学部卒業。1976早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位取得。1975年日本大学経済学部助手。その後専任講師、助教授を経て、1991年日本大学経済学部教授。2004年早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、現在に至る
弥永真生[ヤナガマサオ]
1984年明治大学政治経済学部経済学科卒業。1986年東京大学法学部卒業。1986年公認会計士第3次試験合格。1986年東京大学法学部助手、筑波大学社会科学系講師、助教授を経て、2002年筑波大学社会科学系ビジネス科学研究科企業法学専攻教授、現在に至る
米山正樹[ヨネヤママサキ]
1989年東京大学経済学部卒業。1995年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、学習院大学経済学部教授(経済学博士)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。