日本監査研究学会研究シリーズ
監査問題と特記事項

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784502189906
  • NDC分類 336.97
  • Cコード C3034

内容説明

平成14年1月25日、国際化への対応と公認会計士監査に対する期待ギャップを埋めるため、監査基準の全面改訂が行われ、特記事項が廃止され、新たに追記情報の規定が新設された。特記事項の制度は、マスコミ報道により平成10年ごろから、批判されるようになった。本書は、特記事項制度の監査理論的解釈、実態調査と実証分析、マスコミ分析、新設された追加情報の規定を分析し、10年間の監査実務を総括する。

目次

第1章 監査基準における特記事項の意義
第2章 国際監査基準と特記事項
第3章 特記事項の記載実務
第4章 ゴーイング・コンサーン問題をめぐる監査環境の変化
第5章 特記事項とゴーイング・コンサーン問題―記載実態の分析
第6章 特記事項とマスコミ報道―特記事項という実務を曖昧化させたもの
第7章 特記事項と監査人のディスクロージャー選好
第8章 特記事項の新展開(追記情報)と新監査基準

著者等紹介

盛田良久[モリタヨシヒサ]
1947年愛知県常滑市に生まれる。1971年神戸商科大学大学院経営学研究科修了。1979‐80年フルブライト若手研究員としてイリノイ大学にて監査研究。1991年経営学博士号取得。現、名城大学経営学部教授
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