内容説明
EU諸国ではすでに1980年代半ばに欧州共同体(EC)会社法指令の国内法化による会計基準の国際的調和化がなされている。EU諸国においては、その後の金融・資本市場改革と(EU通貨統合を含む)グローバリゼーションの進行とともに、新たな国際的調和化ないし会計基準国際化対応が図られている。本書は、このような金融・資本市場改革とグローバリゼーションの進行のもとにおけるドイツ連結会計報告の変遷を制度と開示実務という密接に関連する2つの側面から考察しようとするものである。
目次
第1章 ドイツ連結会計制度の進展
第2章 ドイツ商法会計制度概説
第3章 ドイツ連結会計の国際的調和化と連結範囲の決定
第4章 ドイツ連結会計報告の作成・開示基準と国際会計基準
第5章 ドイツにおける会計基準の国際化対応
第6章 国際的会計基準準拠のドイツ連結会計報告
第7章 ドイツ連結会計報告の変遷と会計基準国際化対応の現状
第8章 ドイツ税効果会計の国際化対応
第9章 会計基準国際化対応と資金計算書
第10章 会計基準国際化対応とセグメント情報