内容説明
国際転出時課税は外国に移住後に株式を売却することにより日本の所得税課税を回避すること等を塞ぐための税制です。この税制の主たるターゲットは外国移住者ですが、同じようなことは贈与又は相続でも可能であることから、贈与や相続の場合も国外転出時課税の対象となります。外国移住や贈与は本人も覚悟の上で事前の対応も十分可能ですが、相続の場合は事前に対応することが不可能で、事後に予想外の時間とコストが生ずることもあります。本書は、国際転出時課税だけでなく、国際相続もあわせて、Q&Aでさまざまなケースを検討しています。
目次
国際相続と国際転出時課税を考える前に基礎知識を整理してみました
国外転出時の気になる所得税や住民税のことを整理してみました
国外転出時課税の基本的なことを考えてみました
国外滞在中の気になる所得税や贈与税のことを整理してみました
国外滞在中の国外転出時課税と贈与税のことを考えてみました
国外転出者の相続税と国外転出時課税のことを考えてみました
居住者の国外財産の所得税や非居住者の贈与税のことを整理してみました
居住者の国外転出時課税と非居住者の贈与税のことを考えてみました
居住者の気になる国際相続のことを整理してみました
相続税の国外転出時課税と相続税のことを考えてみました
相続後の気になる所得税のことを整理してみました
相続後の国外転出時課税と相続税のことを考えてみました
著者等紹介
菅野真美[スガノマミ]
税理士。関西学院大学法学政治学科卒業後、平成2年税理士試験合格。平成18年まで新日本監査法人大阪事務所並びに関係会社において、監査並びに税務コンサルティング業務。その後、日本租税総合研究所主任研究員を経て、税理士事務所開業。東京税理士会芝支部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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